国立大学のなかでも、かなり高い偏差値・レベルを誇っているのが【一橋大学】です。
その割には、イマイチ知名度が低いという声もありますが、少人数教育を重視していることが原因かもしれません。
一学年が1000人弱という小規模な大学で、学部間の垣根が低く、他学部の学生同士の交流も多いようです。
歴史と伝統のある大学にも関わらず、少数精鋭をモットーとしているため卒業生の人数も少なく、結束が固いのもこの大学の特徴と言えるでしょう。
商学部・経済学部・法学部・社会学部の4つがあり、偏差値は66~69とかなりの難関大学です。
特に、経済学部・法学部・社会学部は、東大や京大のそれと並ぶほどの高レベルです。
それぞれの偏差値は、商学部66、経済学部68、法学部68、社会学部68です。
【一橋大学】は、就職率が高いことでも知られています。
2011年度の卒業生の就職率が95.4%、2012年度が96.5%、2013年度が97.0%と上昇していますし、その就職先も大企業や有力企業などの大手がほとんどです。
企業や官庁による、会社説明会も他大学に比べると非常に多く開催されており、「一橋生限定」といったものも行われています。
就職のチャンスが非常に多く、内定実績も高いので「就職に強い大学」と言われているのも納得です。
また、資格試験にも強く、2013年度では【一橋大学】の司法試験合格率はなんと54.47%と半数以上が合格を果たしています。
全国における合格率が26.77%であったことを考えると、驚異的に高い合格率であることがわかります。
【一橋大学】の魅力は、その環境にもあります。
アカマツ、ケヤキ、クヌギなどの自然林の中、ウグイス、カッコウといった野鳥のさえずりが聞こえる自然豊かな美しいキャンパスです。
また、付属図書館が大変充実しており、図書194万冊、雑誌16,700タイトル、データベース約70種、電子ジャーナル約16,000タイトルを利用でき、資料分散型図書館と比較して利便性の高さは格段です。
【一橋大学】は、一般的にはあまり知名度の高くない大学ですが、東大にも引けを取らない素晴らしい学校であると思います。